ポールソン氏やローブ氏のヘッジファンドに大打撃-アラガン株急落で

  • 各ファンドはそれぞれ2億ドル超の含み損
  • 米財務省の新たな規制でファイザーとの合併計画に懸念広がる

著名投資家ジョン・ポールソン氏とダニエル・ローブ氏、アンドレアス・ハルボーセン氏のヘッジファンドは5日、アラガン株の急落でそれぞれ2億ドル(約220億円)を上回る含み損を被った。米政府の新たな規制でアイルランドに本社を置くアラガンと米ファイザーとの1600億ドル規模の合併計画が白紙に戻りかねないとの懸念が広がった。

  アラガン株は5日の取引で一時18%下落した。米財務省が4日発表した新たな規制では、過去3年以内に税率が低い国に本社を移転するインバージョンを行った企業が、同種の取引に再び関与することが制限される。アラガンは過去3年間に複数の合併に関係した。

  ポールソン氏らのファンドがアラガン株を2015年末と同数保有していたと仮定し、ブルームバーグが集計したデータによれば、ハルボーセン氏が率いるバイキング・グローバル・インベスターズは5日の安値の時点で3億ドル強、ポールソン社は約2億8000万ドル、ローブ氏のサード・ポイントは約2億7500万ドルをそれぞれ失った計算になる。

  届け出資料によれば、ポールソン氏とハルボーセン氏は昨年10-12月(第4四半期)にアラガン株の保有を減らし、ローブ氏は買い増していた。

  バイキングのローズ・シャベット最高執行責任者(COO)は、コメントを控えている。ポールソンとサード・ポイントにメッセージを残したが、これまでのところ返答はない。
  
原題:Paulson, Loeb, Halvorsen Among Big Losers as Allergan Plummets(抜粋)

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