クルーズ、サンダース両氏が5日の予備選制す-トップ候補に痛手

更新日時
  • トランプ氏敗北で共和党全国大会での党候補選出は激戦となる公算も
  • 民主サンダース氏の指名獲得への道のりは依然険しい

米大統領選挙に向けた共和・民主両党の候補者指名争いは5日、ウィスコンシン州で予備選が行われ、共和党はテッド・クルーズ上院議員、民主党はバーニー・サンダース上院議員が勝利した。同州でクルーズ氏が不動産王のドナルド・トランプ氏を破ったことで、共和党指名レースは激しさを増し、7月の全国大会で党候補者が簡単に決まらない可能性が高まった。

  民主党では獲得代議員数で大差をつけてトップを走るヒラリー・クリントン前国務長官をサンダース氏が破り、連勝を6に伸ばした。クルーズ、サンダース両氏は共に、トランプ、クリントン両氏の地元ニューヨーク州での戦いを前に、両氏の勢いを鈍らせようとウィスコンシン州予備選に挑んだ。

  共和党全国委員会のスポークスマンを以前務めたダグ・ヘイ氏は「クルーズ氏の勝利は指名レースが指名確実の候補がいないまま、全国大会まで続く可能性が高いことを意味する」と発言。「ウィスコンシン州の結果はトランプ氏がこの数週間、いかに自分に害となる行動をしたかを示す。トランプ氏に関してこうした言葉を用いるのは初めてだが、同氏にとってニューヨークが『防火壁』の役割を果たすことが必要だ」と分析した。

  ウィスコンシン州では選挙区の75%強が開票を終えた段階で、得票率はクルーズ氏の49%に対しトランプ氏が34%、ケーシック・オハイオ州知事が14%。

  同州の結果は、指名レースの皮切りとなった2月1日のアイオワ州党員集会をクルーズ氏が制して以降、恐らくトランプ氏にとって最も大きな打撃となる。トランプ氏のウィスコンシン州での代議員獲得数が全42人中数人にとどまった場合、全国大会前に過半数の1237人を確保する見通しが大きく狂いかねない。

  クルーズ氏のこの日の勝利が一時的なものなのか、それとも今後に続くものなのかの判断は、今月のニューヨークやコネティカット、ペンシルベニアなど北東部の州の結果を待つ必要がある。しかしいずれにせよ、トランプ氏の勢いをそいだことに変わりはない。

  トランプ氏の指名獲得阻止を目指すグループは今後を占う上で、19日のニューヨーク州予備選前の最後の共和党予備選であるウィスコンシン州を重要視していた。世論調査では、大票田であるトランプ氏の地元ニューヨークとペンシルベニアの両州で同氏がリードしている。

原題:Cruz, Sanders Win Wisconsin Vote in Setback to Front-Runners (3)(抜粋)

(共和党関係者の発言などを追加して更新します.)
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