中国企業が相次ぎ社債発行見送り-デフォルト増加で総額7000億円超

  • 3月に62社以上が予定していた発行取りやめ-調達コスト上昇で
  • 昨年3月の23社から大幅に増加、投資家がデフォルトリスク懸念

中国企業が3月に発行を取りやめた社債の規模が1年前の2倍余りに増えた。デフォルト(債務不履行)の増加で資金調達コストが上昇したことが背景。

  ブルームバーグの集計データによると、先月は少なくとも62社が総額448億元(約7630億円)規模の社債発行を先送りするか中止した。昨年3月に発行を取りやめたのは23社で計157億元だった。4月に入ってもこうした傾向は続き、上海清算所のウェブサイトに5日掲載された発表文によると、中国東方航空は1日、相場のボラティリティ(変動性)の高さを理由に、短期債30億元相当の発行をキャンセルした。

  社債発行見送りの急増は、景気が減速する中でデフォルトリスクに対する懸念が投資家の間で高まっていることを映している。中国人民銀行(中央銀行)が景気下支えのために金融政策を緩和したにもかかわらず、この2年間で少なくとも12社が社債の元利払いを期限までに履行できなかった。「AAA」格付けの5年物社債の同年限の国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)は先月、10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して78bpとなった。これは昨年11月以来の大幅拡大。

  招商銀行の劉東亮シニアアナリスト(深圳在勤)は、「デフォルトが増加する中で、社債発行コストが上昇している。企業は借り入れコストが少し下がるまで待ちたいと思っている」と述べた。

原題:China Inc. Scraps $7 Billion of Bond Offerings as Defaults Rise(抜粋)

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