ブラジル株:ボベスパ指数、米州で最大の上げ-弾劾観測再浮上で

  • 司法判断を受けて、政権交代が近づきつつあるとの観測高まる
  • ペトロブラスが上昇する一方、製紙会社2社の下げがきつい

5日のブラジル株式市場では、ボベスパ指数が米州の主要株価指数の中で最大の上昇となった。司法判断を受けて、同国で政権交代が近づきつつあるとの観測が高まった。

  ブラジル石油公社(ペトロブラス)が指数の上げに最も寄与。同社は燃料価格引き下げの計画はないと説明した。 一方、製紙会社のスザーノ・パペル・エ・セルロージとフィブリア・セルロージは、海外での売り上げが減少するとの見方から大きく下げた。

  ボベスパ指数は、最高裁判事がテメル副大統領について、ルセフ大統領と同様に弾劾手続きの対象とすべきだとの判断を同日示したことを受けて、下げから上昇に転じた。ルセフ大統領は退陣を迫る動きに抵抗を続けている。一部のアナリストは、過去1世紀で最も深刻なリセッション(景気後退 )からの回復には政権交代が必要とみている。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、ルイス・グスタボ・ペレイラ氏はサンパウロで取材に応じ、「昨今は政治ニュースが株式市場にとって最大の材料となっている。投資家は、現在のこの危機の終結を切望している」と語った。

  ボベスパ指数は前日比0.6%高の49053.62で終了。成長リスクをめぐる懸念で世界的に株安となる中で、一時1.3%安まで下げていた。指数採用61銘柄中32銘柄が上昇。ペトロブラスは3.3%高の7.83レアル。商品相場を嫌気し、スザーノとフィブリアは共に4%以上下げた。

原題:Brazil Stocks Rise Most in Americas on Revived Impeachment Bets(抜粋)

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