ゴールドマンの利益予想、またも下方修正-45%減益見通し

更新日時
  • 第1四半期の1株利益予想は過去4週間に94セント引き下げられた
  • モルガン・スタンレーとシティグループも予想下方修正に直面

アナリストらは米ゴールドマン・サックス・グループの利益予想をまたも引き下げた。

  ブルームバーグのデータによれば、ゴールドマンの1-3月(第1四半期)調整後1株利益のアナリスト予想(22人の平均)は過去4週間に94セント低下した。四半期の終わり近くになっての下方修正は4四半期連続。今回の引き下げは金融危機以降の最大級で、アナリストは1株利益が前年同期比45%減の3.31ドルになると見込んでいる。大手米銀の中で最も大幅な減益見通しになる。

  年初の業績を悪化させた世界的な不透明の中で、ウォール街のトレーディング・投資銀行のエンジンが止まりつつあるとの認識が浸透していることがうかがわれる。業界関係者らによれば、3月は市場環境が改善したものの、価格の乱高下で株・債券の発行や顧客のトレーディング活動が冷え込んだ1、2月を補うには至らなかった。大手米銀の決算発表は来週始まる。

  エバーコアISIのアナリスト、グレン・ショア氏はインタビューで、「3月にもっと改善し四半期全体を部分的に救うことへの期待があった」が、「それは起こらなかった。この四半期は救われない」と語った。

  ゴールドマンとモルガン・スタンレーは、米銀の中では市場動向から影響を受けやすい。かつてウォール街で最高の収益力を誇ったゴールドマンは、昨年の純収入の3分の2をトレーディングと投資銀行業務から得た。さらに16%は投資・融資事業で稼いだ。

  これらの事業への依存が相対的に小さいJPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカ(BofA)、ウェルズ・ファーゴの利益予想の過去4週間の変化は3セント以内だった。ブルームバーグのデータが示した。一方、シティグループとモルガン・スタンレーの利益予想は平均でそれぞれ15セントと14セント下方修正された。

  投資銀行の今年の滑り出しは過去10年間で最悪だったとゴールドマン自身の調査アナリストが3月30日のリポートに記している。リポートは1-3月の「良い、悪い、ひどい面」について分析している。ゴールドマンの上級幹部の一部は投資銀行部門の約25%減収を見込んでいると事情に詳しい関係者が3月半ばに述べた。

  アナリスト予想通りならゴールドマンにとって2008年以降で最悪の第1四半期となる。08年1-3月の1株利益は3.23ドルだった。11年7-9月(第3四半期)には赤字を計上した。

  ゴールドマンの広報担当、マイケル・デュバリー氏はコメントを控えた。

  ゴールドマンの第1四半期1株予想の最近の引き下げは22%に相当する。これは09年初め以降、少なくとも3分の2の四半期で起こった変更より大幅。同期間中最大は10年4-6月(第2四半期)で、決算発表直前の1.99ドル(50%に相当)引き下げだった。こうした土壇場の予想変更は概して行き過ぎで、ゴールドマンは過去17四半期中16四半期でアナリストの最終予想を上回る利益を計上している。

原題:Goldman Profit Estimates Cut Again as Analysts Project 45% Drop(抜粋)

(最終段落を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE