きょうの国内市況(4月5日):株式、債券、為替市場

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●日本株ほぼ全面安、円高警戒と商品市況安でリスク回避-全業種安い

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  東京株式相場は大幅下落。円高推移や商品市況の下落を受け、リスク回避の動きが進んだ。電機など輸出関連、銀行や証券など金融株、資源関連中心に全業種が安い。

  TOPIXの終値は前日比34.34ポイント(2.6%)安の1268.37、日経平均株価は390円45銭(2.4%)安の1万5732円82銭。TOPIXの1300ポイント割れは2月29日以来。日経平均の1万6000円割れは2月24日以来で、ことし最長の6日続落記録に並んだ。

  あすかアセットマネジメントの平尾俊裕社長は、今期業績ガイダンスは為替前提が「1ドル110円への見直しで終わらない可能性があり、輸出株は売られている。株が下がれば下がるほど個人消費も期待しにくい。企業各社のガイダンスが出るまでは、投資する気にはならない」と指摘。今の株価の下落は政策出動の「催促相場のようなものではあるが、取れる手段も限られている」と言う。

  東証1部33業種では、銀行、鉱業、証券・商品先物取引、海運、石油・石炭製品、ゴム製品、輸送用機器、ガラス・土石製品、卸売などが下落率上位。東証1部の売買高は22億3387万株、売買代金は2兆2797億円。上昇銘柄数は43、下落は1896。

  売買代金上位では、3月の国内ユニクロ売上高が3カ月ぶりに前年比マイナスとなったファーストリテイリングのほか、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、KDDI、ペプチドリーム、マツダ、三井不動産、ファナック、日立製作所、三菱商事、JR東日本、野村ホールディングス、オリエンタルランド、国際石油開発帝石が安い。ソフトバンクグループ、ソニー、大東建託は高く、SMBC日興証券が15年12月-16年2月期は実質営業増益との見方を示したキユーピーは急伸。

●債券は下落、益出し売りや流動性供給警戒-10年入札順調も買い続かず

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  債券相場は下落。この日実施の10年債入札は順調な結果となったものの、流動性供給など超長期ゾーンの入札に対する警戒感が根強いに加えて、益出し売りに押されたとの見方が出ていた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比3銭安の151円66銭で開始。いったん5銭高の151円74銭を付けた後、売りが優勢となり、下げに転じた。午後0時45分の10年債入札結果発表を受けてやや買われる場面もあったが、再び売りに押され、151円45銭まで下落。結局は14銭安の151円55銭で引けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「10年債入札後の相場は結果を好感した動きも見られたが、益出しの動きも相応に見られているもよう」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と変わらずのマイナス0.085%で開始。その後は水準を切り上げ、一時2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.065%まで上昇。その後はマイナス0.07%を付けている。新発20年物の156回債利回りは横ばいの0.35%で始まった後、いったん0.345%に下げた後は、一時0.36%まで上昇した。新発40年物の8回債利回りは0.435%と、3月22日に付けた過去最低の0.445%を更新した。

  財務省が実施した表面利率0.1%の10年利付国債(342回債)の入札結果によると、平均落札利回りがマイナス0.069%、最高落札利回りがマイナス0.064%と、ともに初のマイナスとなった前回に続いて過去最低を更新した。最低落札価格は101円65銭と予想の101円61銭を上回った。小さければ好調さを示すテールは5銭と前回の9銭から縮小。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.89倍と2014年8月以来の高水準となった。
  

●円全面高、対ドルで2014年10月以来の高値-原油安や株安で110円前半

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  東京外国為替市場では円が全面高となり、対ドルでは2014年10月31日以来の高値を付けた。原油先物相場の下落や株安を背景に、資源国通貨売り主導で円買い圧力がかかった。

  午後3時57分現在のドル・円相場は1ドル=110円42銭付近。一時は110円33銭までドル売り・円買いが進んだ。円は主要16通貨全てに対して前日の終値から上昇している。

  しんきんアセットマネジメント運用部の加藤純主任ファンドマネージャーは、ドル・円相場は原油価格の下落に合わせて落ちてきたとし、「4月17日に増産凍結をめぐる会合が行われるが、合意が難しいという懸念が強まれば、原油価格は一段安となるリスクがある」と指摘。「原油先物価格が30ドルを試すタイミングが、ドル・円が110円割れを試す局面になる」とみる。

  オーストラリア・ドルは対円で一時1豪ドル=83円78銭と3月10日以来の水準まで下落した。豪中央銀行の政策据え置き発表を受けて84円台後半に戻す場面もあったが、上値は限定的だった。

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