【個別銘柄】地銀株安い、不二越も急落、実質増益キユーピーは急騰

5日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

  地方銀行株:ほくほくフィナンシャルグループ(8377)が前日比6.9%安の135円、群馬銀行(8334)が5.3%安の426円、中国銀行(8382) が6.2%安の1051円、伊予銀行(8385)が5.2%安の661円など。みずほ証券はMSCIスタンダード指数の5月の見直しで、ほくほくFなど地銀4銘柄などを暫定的な除外候補として予想した。銘柄入れ替えは5月31日終値ベースで実施する。

   不二越(6474):12%安の334円。2015年12月-16年2月期(第1四半期)の営業利益は前年同期比27%減の33億8400万円だったと発表し た。海外営業要員の増員などで機械工具事業が振るわなかったほか、中 国経済減速に伴う産機・市販分野の需要減退で部品事業も3割超の減益 となった。SMBC日興証券は、先行投資に伴う費用増加による利益率 の押し下げが続く状況で、第2四半期以降、円高も本格化し通期の会社 計画未達という見方に変更ないとみる。

  原油関連株:国際石油開発帝石(1605)が4.2%安の778円、出光興産(5019)が4.4%安の1830円、JXホールディングス (5020)が3.5%安の410.3円など。4日のニューヨーク原油先物は前営 業日比2.96%安い1バレル=35.70ドル終了。終値ベースで3月3日以 来の安値となった。

  キユーピー(2809):12%高の2791円。4日発表した15年12月-16年2月期(第1四半期)営業利益は前年同期比19%減の43億5000万円だった。調味料事業などの好調で増収を確保したが、減価償却方法の変更に伴う残存簿価の一括償却が響いた。ただ、SMBC日興証券では、減価償却方法の変更による減益要因を除くと実質13%増益でポジティブな印象だと指摘。中国では20%増収ペースと好調を持続し、通期は会社計画を超える可能性が高いとの見方も示した。

  ファーストリテイリング(9983):4.2%安の3万2020円。3月の 国内ユニクロ事業の売上高は前年同月比0.3%減と3カ月ぶりに前年実 績を下回ったと発表。ニットやカットソーなど春物が順調で客単価 は9.1%伸びたが、客数が8.6%減った。

  山陽特殊製鋼(5481):6.5%安の464円。野村証券では軸受鋼を中 心とした特殊鋼鋼材の販売数量を下方修正し、17年3月期以降の業績予想を減額。目標株価を685円から605円に引き下げた。投資判断は「買い」を継続。

  大東建託(1878):2%高の1万6295円。3月の建設事業受注高は前年同月比24%増の1135億円だったと発表。2カ月連続で前年実績を上回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、3月は単月受注で初めて1000億円台を記録したと指摘。4月の受注高は前年水準が低かったこともあり、引き続きポジティブに推移すると予想した。

  東洋紡(3101):6%高の177円。SMBC日興証券は目標株価を210円から240円に引き上げた。短期的には超複屈折フィルムの市場浸透加速により17年3月期の増益確度が高まったと指摘。中長期ではエアバッグ基布や神経再生誘導チューブなど成長ポテンシャルの大きい製品群を擁する点を評価し、17年3月期以降の業績予想を上方修正した。投資判断は「アウトパフォーム」を継続。

  アダストリア(2685):5.6%高の3685円。16年2月期の営業利益は前の期比2.7倍の160億円だったと発表した。商品開発力の向上で「グローバルワーク」や「ニコアンド」といったカジュアル衣料ブランドの販売が好調に推移。値下げロス減少や販売管理費削減なども寄与した。17年2月期営業利益は前期比6.2%増の170億円を見込む。いちよし経済研究所は、会社計画は保守的とし同研究所の予想を165億円から177億円に上方修正した。

  エコス(7520):5.8%高の1237円。16年2月期の営業利益は前の期比45%増の35億2000万円になったようだと発表した。従来計画から44%上振れる。総菜など生鮮部門の強化で既存店の業績が堅調に推移、売上高が想定を上回った。

  竹内製作所(6432):7.6%安の1391円。みずほ証券では、主力の欧米向け小型建機の販売数量は増加基調が継続すると予想したが、売上高の9割以上が同地域向けであることから円高進行が業績面で強い逆風になると分析した。168億円と予想していた17年2月期営業利益を前期同証予想比9.6%減の142億円に下方修正。目標株価は3000円から2100円に引き下げた。

  ハイアス・アンド・カンパニー(6192):5日に東証マザーズに新 規株式公開(IPO)した。公開価格950円に対して2.3倍の2185円買 い気配で終了。地域の中小企業を会員組織としてネットワーク化 し、住関連産業の先進的なジネスモデルや経営効率化の手法を提案・提 供する。16年4月期の売上高は前期比22%増の32億6600万円、営業利益 は同2.8倍の2億6100万円を見込む。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE