中国:銀行の不良債権17兆円を株式に転換も、月内承認の公算-関係者

  • 債務株式化で銀行の通期純利益が4%増える可能性があると華泰証券
  • 景気減速下で中国の銀行の不良債権は10年ぶりの高水準

中国当局は銀行が不良債権を株式に転換することを容易にする計画を月内にも承認する可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、中国当局はこの計画の下で最大1兆元(約17兆円)規模の不良債権の株式転換を認める可能性がある。同国メディアの財新誌は週末に予想される株式転換の規模について報じていた。

  華泰証券の羅毅アナリスト(深圳在勤)は5日のリポートで、「債務の株式化(DES)策導入に向けた進展は予想より早いかもしれない」と指摘。1兆元規模のDESを実施すれば銀行業界の不良債権比率が1ポイント低下し、通期純利益が平均4%増加するとの試算を示した。

  景気拡大ペースが鈍化し、政府が製造業の過剰生産能力抑制に動く中で、中国の銀行の不良債権は10年ぶりの高水準にある。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)のデータによると、昨年の不良債権は51%増の1兆2700億元となった。中国財政省と中国人民銀行(中央銀行)、銀監会にコメントを求めるファクスを5日送ったが、現時点で返答はない。

原題:China Said to Plan $155 Billion of Sour Loan-Equity Swaps (1)(抜粋)

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