世界のM&A、今年は低調な滑り出し-中国企業が一筋の明かり

  • 1-3月の世界M&A規模は前年同期比11%減-ブルームバーグ集計
  • 中国企業、1-3月に計970億ドル規模の海外M&Aを発表

欧米企業や投資家が記録的規模に膨らんだ昨年の企業の合併・買収(M&A)案件を消化する中で、世界のM&A活動は今年、鈍い滑り出しとなった。市場の不安定さや政治的不確実性が広がっているものの、一筋の明かりとして浮上しているのが中国企業だ。

  ブルームバーグの集計データによれば、1-3月(第1四半期)の世界的なM&A活動は前年同期比11%減の6215億ドル(約68兆9000億円)となった。中国化工集団(ケムチャイナ)がスイスの農薬・種子メーカー、シンジェンタを約430億ドルで買収するとの発表などが目立った。

  買い手としての中国企業が不在ならば、M&Aはもっと大きく減少していた。中国に本社を置く企業は1-3月期に970億ドル規模の海外M&Aを発表。中国企業にとって前例のないM&Aブームだ。

  ゴールドマン・サックス・グループのグローバルM&A共同責任者ジルベルト・ポッジ氏(ロンドン在勤)は、中国の経済成長鈍化と主要企業の地理的な多角化、海外での戦略的買収に関する政府支援の組み合わせが、中国の堅調なM&A活動を主にけん引していると指摘した。

原題:Chinese Hunt for Deals Helps Offset Weaker First-Quarter for M&A(抜粋)

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