HSBC2300社超、UBSやクレディSも-パナマ文書ダミー会社

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パナマに拠点を置く法律事務所モサック・フォンセカが、数百のグローバル銀行の顧客のために設立を支援したペーパーカンパニー1万5600社のうち 、英銀HSBCホールディングスと関連会社が関係する会社が2300社余りに上ることが、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が公表した調査結果で明らかになった。

  ICIJは、ジャーナリストらと協力してモサックから流出した数百万ページに及ぶ文書をくまなく調べた結果、世界の指導者や犯罪者の資産隠しに利用されたと考えられる世界中に張り巡らされたペーパーカンパニーの全貌が明らかになったと主張。全体では20万を超えるオフショア会社が設立されたことが、記録で示されたとICIJは指摘した。

HSBC headquarters in London

Photographer: AFP via Getty Images

  オーナーの身元が知られないよう保護するこれらのペーパーカンパニーは、合法的に利用されることもあり得るが、資産隠しやマネーロンダリング(資金洗浄)、租税回避の手段として用いられる可能性がある。

  ICIJによれば、1977年から2015年末までの間にモサックとその前身である法律事務所に対し、顧客のためにペーパーカンパニーを設立するよう求めた銀行は合計で500行を上回り、その中にはスイス最大の銀行UBSグループと同2位のクレディ・スイス・グループ、J・サフラ・サラシン銀行ルクセンブルク、クーツ・アンド・カンパニー・トラスティーズなどが含まれる。

  UBSとクレディ・スイスもそれぞれ1100社余りに関与していたという。

  各行は不正行為を否定するコメントを発表し、J・サフラ・サラシン銀行ルクセンブルクはコメントを控えている。HSBCは金融犯罪との闘いや制裁の実行で当局と緊密に協力していると発表文で説明した。

  これまでのところ、モサックとのビジネスに関連し、これらの銀行は監督当局から不正行為の責任を問われていない。 

原題:HSBC Was Active in Shell Company Referrals, Leak Report Alleges
UBS, HSBC Offshore Dealings Thrust Into Panama Papers Spotlight(抜粋)

(最終段落を追加して更新します.)
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