米サーベラスが欧州モーゲージ債を計画、07年以来最大規模-関係者

  • 新発債のかなりの部分は事前に投資家に配分された
  • 債券の裏付けは経営破たんしたノーザン・ロックからのモーゲージ

米投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントは、欧州での資産担保証券(ABS)発行の取りまとめ役にモルガン・スタンレーを起用した。発行規模は9年余りで最大規模となる可能性がある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  トード・ポイント・モーゲージ・ファンディング2016-GR1と称した証券化で発行される新発債62億ポンド(約9800億円)のうち、かなりの部分は投資家に事前に割り当てられている。同債券は経営破たんした英ノーザン・ロックからのモーゲージを裏付けとしたもので、今月8日に価格設定される見通し。関係者らは発言が認められていないとして匿名を条件に話した。

  サーベラスは裏付けとなるモーゲージを、英政府による過去最大の金融資産売却で2015年末に取得していた。
  
  モルガン・スタンレーとサーベラスの広報担当者はいずれも今回の取引に関してコメントを控えた。

  野村ホールディングスの欧州ABS戦略ロンドン在勤責任者、デービッド・コビー氏によると、サーベラスの起債は、投資家に1回で売り出される欧州ABSとしては2007年1月のノーザン・ロックによる61億ポンド規模の債券発行以来最大となる。

  同氏は「これほどの規模の英国モーゲージ債が発行可能なことは、内容のいい証券に対する需要が強いことを示している」と述べた。
  

原題:Cerberus Said to Plan Biggest European Mortgage Bond Since 2007(抜粋)

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