ブラジル株:ボベスパ指数とレアルが共に下落-景気見通し悪化を嫌気

  • 金融株が下落、エコノミストは成長見通しを一段と引き下げ
  • 早期の政権交代を疑問視する見方も相場の地合いを悪化させている

4日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が世界の主要株価指数の中で最大の下落を記録し、通貨レアルも主要通貨の中で下げの中心となった。商品相場の下落とブラジル経済のマイナス成長見通しが一段と厳しさを増したことが嫌気された。

  ブラジル石油公社(ペトロブラス)がエタノールメーカー株と共に下落。同社は燃料価格引き下げる可能性があるとの報道が響いた。ペトロブラスとイタウ・ウニバンコ・ホールディングがボベスパ指数を最も押し下げた。

  ブラジル中銀のエコノミスト調査で今年の国内経済成長率見通しがマイナス3.73%(前回調査はマイナス3.66%)となったことで、内需に左右される企業の見通しが悪化。ルセフ大統領が退陣を断固として拒否しており、早期の政権交代を疑問視する見方も相場の地合いを悪化させている。

  証券会社クレア・コレトラのアナリスト、ラファエル・フィゲレード氏はサンパウロで、「投資家はルセフ大統領が弾劾されると予想しているが、その過程は容易ではなく時間がかかるだろう。ブラジル経済の回復には変化が必要だとみられる」と語った。

  ボベスパ指数は3.5%安の48779.98で終了。ブルームバーグが調査対象とする世界の主要93株価指数で最大の下げとなった。ペトロブラスは9.3%安、イタウ・バンクは3.5%安。商品相場の下落を受けて、レアルは1.9%安の1ドル=3.6238レアルと、世界の主要16通貨で最大の下げだった。

原題:Ibovespa Leads Global Losses as Real Weakens on Economic Outlook(抜粋)

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