欧州マーケットサマリー:株3日ぶり上昇、ギリシャ債急落

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欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.1396   1.1391
ドル/円            111.16   111.69
ユーロ/円          126.68   127.21


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  334.49     +1.34     +.4%
英FT100     6,164.72   +18.67     +.3%
独DAX      9,822.08   +27.44     +.3%
仏CAC40    4,345.22   +22.98     +.5%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .48%        +.01
独国債10年物     .13%        .00
英国債10年物     1.43%       +.02


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,219.75    +6.15     +.50%
原油 北海ブレント         38.10      -.57    -1.47%

◎欧州株:3日ぶり上昇、景気への楽観で-仏通信各社は急落

4日の欧州株式相場は3日ぶりに上昇。米国経済の堅調さが世界の 成長を後押しするとの信頼感が追い風になった。

指標のストックス600指数は前週末比0.4%高の334.49で終 了。1.1%高まで買われる場面もあったが、上げ幅を縮小した。合併協 議が破談に終わったことを明らかにしたフランスの通信会社オランジュ は6.2%下げ、ブイグは13%安。同業のアルティスやイリアド、ニュメ リカブル-SFRもそれぞれ2桁の下げに沈んだ。

ルツェルン州立銀行(スイス)のトレーダー、ベンノ・ガリカー氏 は「欧州の大半の企業は順調だ」と指摘。「完璧ではないが、常に耳に 入ってくる情報ほど悪くはない」と述べた。

この日上昇が目立ったのは製薬株で、仏サノフィとドイツのメルク が上げを主導。独電力会社のRWEは3.1%高。ソシエテ・ジェネラル による投資推奨が好材料となった。

ギリシャ市場の指標であるアテネ総合指数は1.2%安で、西欧市場 のうち下げ幅が最も大きかった。国際通貨基金のラガルド専務理事が追 加支援での合意は「まだかなり先」だと述べたことが嫌気された。

原題:Europe Stocks Rebound on Economy Optimism, While Bouygues Slumps(抜粋)

◎欧州債:ギリシャ短期債急落、IMF専務理事の発言嫌気

4日の欧州債市場ではギリシャ国債が下落し、短期債利回りはほぼ 2カ月ぶりの上昇幅を記録した。国際通貨基金(IMF)のラガルド専 務理事がギリシャ追加支援への合意は「まだかなり先」だと発言したこ とが嫌気された。

ギリシャの2017年7月償還債利回りは10年債利回りに比べて200ベ ーシスポイント(bp)以上高く、いわゆる逆イールドカーブの現象が 生まれている。逆イールドはインフレによる債券の長期的なリターン減 少よりも、短期的な債務不履行(デフォルト)を投資家が強く懸念して いる可能性を示唆する。

ただ、比較的利回りの高い欧州他国の債券にパニックの兆しはほと んど見られなかった。ポルトガルとスペインの10年債利回りは2bp程 度の上昇にとどまった。

クレディ・アグリコルCIBの金利ストラテジスト、オーランド・ グリーン氏(ロンドン在勤)は「ギリシャ問題の影響は同国に限定され るだろう」と述べ、「今後数カ月にわたり続くテーマになる」との見方 を示した。

ロンドン時間午後4時40分現在、ギリシャの17年7月償還債利回り は177bp上昇の10.69%と、今年2月9日以来の上昇幅。価格は1.895 下がり91.635となった。10年債利回りは36bp上昇の8.95%。

一方、ユーロ圏で最も安全とされるドイツ10年債指標銘柄は1カ月 ぶりの低水準を付けた。3月1日以来の0.12%まで下げた後、前週末比 ほぼ変わらずの0.13%となった。

原題:Greek Bonds Drop as IMF Says Deal on Additional Loans Is Far Off(抜粋)

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