欧州債:ギリシャ短期債急落、IMF専務理事が追加支援かなり先と発言

4日の欧州債市場ではギリシャ国債が下落し、短期債利回りはほぼ2カ月ぶりの上昇幅を記録した。国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事がギリシャ追加支援への合意は「まだかなり先」だと発言したことが嫌気された。

  ギリシャの2017年7月償還債利回りは10年債利回りに比べて200ベーシスポイント(bp)以上高く、いわゆる逆イールドカーブの現象が生まれている。逆イールドはインフレによる債券の長期的なリターン減少よりも、短期的な債務不履行(デフォルト)を投資家が強く懸念している可能性を示唆する。

  ただ、比較的利回りの高い欧州他国の債券にパニックの兆しはほとんど見られなかった。ポルトガルとスペインの10年債利回りは2bp程度の上昇にとどまった。

  クレディ・アグリコルCIBの金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロンドン在勤)は「ギリシャ問題の影響は同国に限定されるだろう」と述べ、「今後数カ月にわたり続くテーマになる」との見方を示した。

  ロンドン時間午後4時40分現在、ギリシャの17年7月償還債利回りは177bp上昇の10.69%と、今年2月9日以来の上昇幅。価格は1.895下がり91.635となった。10年債利回りは36bp上昇の8.95%。

  一方、ユーロ圏で最も安全とされるドイツ10年債指標銘柄は1カ月ぶりの低水準を付けた。3月1日以来の0.12%まで下げた後、前週末比ほぼ変わらずの0.13%となった。

  

原題:Greek Bonds Drop as IMF Says Deal on Additional Loans Is Far Off(抜粋)

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