豪中銀になお利下げの可能性、豪ドル高への対応で-コモンウェルス銀

  • トレーダーは1年以内の追加利下げを見込んでいる
  • FRB議長発言や鉄鉱石価格の回復が豪ドル相場を押し上げ

オーストラリアは昨年の成長率が欧州以外の先進国で最も高くなり、商品価格も上昇しており、政府は財政黒字回復を急いでいるわけではない。それにもかかわらず、トレーダーが1年以内の豪利下げをなお織り込んでいるのはなぜだろうか。

  米金融当局の姿勢もその理由の一つだ。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の発言が最近数週間でドル下落を招く中で、オーストラリア準備銀行(中央銀行)のスティーブンス総裁は、豪州の成長見通しを曇らせる豪ドル高に対応せざるを得ない。その結果、市場やエコノミストが5日の豪中銀の会合での金利変更はないと予想しているにもかかわらず、トレーダーは今後1年の間に追加緩和が実施される可能性を織り込みつつある。

  コモンウェルス銀行のチーフエコノミスト、マイケル・ブライス氏は「通貨上昇が金利をめぐる議論の直接の材料となっている。豪中銀が動くかどうかは中銀が豪ドルの軌道をどうみているか、それがインフレと成長見通しにどう反映されるかに左右される」と述べた。

  豪ドルは1月に付けた約7年ぶり安値の1豪ドル=0.68米ドルから0.76米ドル近辺に上昇しているが、現行水準から一段高になるとブライス氏は予想している。

原題:Aussie Rate Cut Remains on Table Even as Economy Outshines Peers(抜粋)

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