ホンダ、フィットまたリコール-火災なども、品質問題出口見えず

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品質問題の解消を目指してきたホンダが、主力小型車「フィット」でリコールを再び国土交通省に届け出た。フィットの現行モデルは2013年9月の国内投入後、リコールを繰り返していた。

  国交省の4日の発表によると、今回のリコールは計2件で、フィットのほか小型SUV「ヴェゼル」も対象となっている。海外に対象車はない。

  2件のうち、一つはフィットとヴェゼルで、アイドリングストップから始動する際に使う制御ユニットの設計不具合による計約16万4000台。もう一つは、フィットのパワーステアリングの電圧設定に問題があり、バッテリーが劣化した際、ハンドルが効かなくなる不具合で計約11万9000台。国交省自動車局の山本勇一氏によると、前者で焼損が6件、うち2件はほぼ全焼、後者でガードレールにぶつかるなど2件の物損があり、いずれもけが人の報告はなかった。ホンダ広報担当の加地耕祐氏によると、2件の対象になっている同一車両があり、リコール車両台数としては計約16万4000台となる。

  フィットはホンダの主力車で、2001年の発売以来、世界展開している。現行モデルは国内投入後から14年10月までの1年余りの間に、電子制御関連などの不具合で計5回のリコールを繰り返していた。最近の決算でホンダは品質関連費用が膨らみ、同業他社に比べて収益が伸び悩んでいた。

  ホンダの品質問題をめぐっては、前任の伊東孝紳氏から昨年6月に引き継いだ八郷隆弘社長が「身の丈を超えたスピード」に問題があったとの認識を示し、体制の見直しを進めてきていた。

  今年に入っても、ホンダの新型車でリコールが出ている。米国で昨秋に投入した主力車で、10代目の新型「シビック」を、今年2月にリコールしていた。

(第2、3段落に世界対象、同一車両が2件の対象になっている情報を追加.)
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