ゴールドマン:アジア通貨は売り時-今後1年でドル=130円予想

更新日時
  • 円は向こう1年でドルに対し14%下落と予測、市場の大半に比べ弱気
  • 追加緩和で人民元と円は少なくとも08年以来の安値まで下げる公算大

ゴールドマン・サックス・グループによると、3月に月間ベースで約7年ぶりの大幅高を記録したアジア通貨は、今が売り時だ。

Goldman Sachs headquarters in New York

Photographer: John Taggart/Bloomberg

  ゴールドマンの新興市場マクロ担当チーフストラテジスト、カマクシャ・トリベディ氏(ロンドン在勤)はインタビューで、中国と日本で追加緩和が見込まれるため、人民元と円は少なくとも2008年以来の安値まで下げる可能性が高く、アジア通貨は下落に転じると予想した。同氏は昨年11月の段階で、新興市場が16年に持ち直すと正確に予測していた。

  トリベディ氏は「韓国ウォンやタイ・バーツ、台湾ドル、人民元、リンギットを中心とするアジア通貨は、ショートにするには良い水準にある。アジアの新興市場通貨は、人民元相場の動きから極めて直接的な影響を受ける。これらの通貨のさらなる下落をわれわれは予想している」と説明した。

  ゴールドマンは、今後1年で円相場がドルに対して14%下げ、1ドル=130円と02年以来の安値水準を付けると予測。人民元は7.6%下落し、1ドル=7元と08年5月以来の安値になると見込んでいる。

  ゴールドマンの円と人民元の見通しは大半の予測に比べて弱気だ。ブルームバーグ調査の予想中央値によると、17年3月末時点の円相場は対ドルで118円、人民元はドルに対して6.7元と見込まれている。

原題:Goldman Says Sell Asia Currencies After Best Rally Since ’08 (1)(抜粋)

(第5段落を追加して更新します.)
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