投機家は原油上昇終了を予想-増産凍結に懐疑的な見方

  • ヘッジファンドの売りポジション、8週間ぶりに増加:CFTC
  • サウジが増産凍結はイラン次第と発言、原油価格は下落

資産運用会社は最近の原油価格上昇が持続しないと予想している。主要産油国が増産凍結に合意できるかどうかについて懐疑的な見方が強まっているためだ。

  ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格は先週、2月半ば以来の下落となった。サウジアラビアやロシア、ベネズエラ、カタールが原油生産抑制と世界的な供給過剰の削減に向け増産凍結を提案したことから、原油価格はほぼ13年ぶりの安値から上昇していた。これらの国々は今月17日にドーハで他の産油国と会合を開く予定。

  イランは会合に出席する方針を示しているものの、1月に経済制裁が解除されたことを受け輸出回復を目指しているため供給を抑制することはないと表明。サウジのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子はブルームバーグとのインタビューで、イランなどの主要産油国が協調する場合にのみサウジも増産を凍結すると述べた。

  ソシエテ・ジェネラル(ニューヨーク)の石油市場担当責任者、マイク・ウィットナー氏は「サウジのコメントが発表される前に会合について懐疑的な見方が強まっていた。イラン抜きで増産凍結で合意に達しても効果はないとの見方が広がっていた」と指摘した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)によると、WTI原油の売りポジションは3月29日終了週に昨年11月以降で最大の増加を示した。その前の7週間に手じまいされた売りポジションは過去最大を記録していた。
  
原題:Oil Speculators Bet Rally’s Over as Doubts Grow on Output Freeze(抜粋)

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