ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は8カ月にわたって外貨購入を休止しているが、再開を急ぐ様子はない。金相場が四半期ベースでは1986年以来最大の上昇を示し、ロシア中銀は1年余り前に通貨ルーブルを救済するために出した損失のほとんどを取り戻してきている。

  ルーブルが今年に入って9%上昇したことからロシア中銀が外貨購入を再開するとの見方が強まっているものの、金融当局者らは代わりに1年1カ月にわたって金を購入してきており、ロシアの外貨・金準備高は2015年1月以来初めて3800億ドル(約42兆3000億円)相当を上回った。ブルームバーグがエコノミストを対象に実施した調査によれば、ロシア中銀はルーブルがドルに対して12%余り上昇し1ドル=60ルーブルになるまで外貨購入を行わないと予想されている。

  産金業界団体ワールド・ゴールド・ カウンシル(WGC)によると、ロシアなどの中銀は引き続き外貨準備の多様化を最優先事項の一つとしており、15年7-12月(下期)に金準備の積み増しを「再び活発」に実施、購入を加速させた。金価格が今年1-3月に16%上昇したことで、ロシア中銀の外貨・金準備高は目標である5000億ドル相当に近づいている。

原題:Gold Rush by Russia Makes Up for Billions Lost in Currency Rout(抜粋)

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