金投資家、上昇余地は依然あると予想-1~3月は30年で最大の上げ

  • 資産運用会社による買い越し、2.1%増加:CFTC
  • 金先物相場、1~3月に1986年以降で最大の上昇示す

3月のパフォーマンスは振るわなかったものの、金先物相場には依然上昇余地があると資産運用会社はみている。金は1-3月(第1四半期)に商品市場で最高のパフォーマンスを示した。

  金先物相場が1年1カ月ぶりの高値から反落する中、ヘッジファンドは2015年1月以降で最も強気な姿勢を示している。金融市場の混乱と世界の経済成長減速で資産の逃避需要が高まり、金先物相場は1-3月にここ30年で最大の上昇を示した。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は先週、世界経済のリスクが高まったことを理由に、金融当局者らは利上げ計画を「慎重に進める」べきだと発言。英調査会社メタルズ・フォーカスは、経済成長てこ入れに向け当局者らが低水準の金利を維持していることから金への投資資金の流入が増えるとの見通しを示した。

  スプロット・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、マリア・スミアノバ氏(トロント在勤)は「金と、明らかに株式についても投資需要がある。各国・地域の中央銀行が期待していたほど金融政策は効果的ではないとの認識が世界中で広がっており、大きな変化が起きている」と指摘した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が4月1日発表したデータによると、ヘッジファンドによる金の先物とオプションの買越残高は3月29日終了週に2.1%増え16万4946枚。買越残高は過去4週間のうち3週で増えている。
  
原題:Gold Lovers Bet Party Isn’t Over After Big First-Quarter Gain(抜粋)

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