トランプ氏:ケーシック氏は指名レースから撤退を-「口撃」再開

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  • ケーシック氏は私から票を奪っているとトランプ氏は発言
  • 人工中絶をめぐる失言などで集中砲火を浴びて数日間沈黙していた

米大統領選挙の共和党候補指名獲得争いでトップを走るドナルド・トランプ氏は失言などで集中砲火を浴びて数日間沈黙していたが、3日に「口撃」を再開し、ケーシック・オハイオ州知事は指名レースから撤退すべきだと述べた。また米国は「非常に深刻なリセッション(景気後退)」と株式相場の低迷へと向かっているとの見方を示した。

  トランプ氏はウィスコンシン州ミルウォーキーでの選挙キャンペーン中、指名獲得争いで3位につけているケーシック氏は撤退すべきだと語った。AP通信によれば、トランプ氏はケーシック氏が「自分の票を奪っている」と話したという。

  調査会社リアル・クリア・ポリティクスがまとめた最新世論調査の平均によれば、5日に予備選が開かれるウィスコンシン州でトランプ氏は支持率でテッド・クルーズ上院議員に約7ポイントのリードを許している。3位はケーシック氏。

  ケーシック陣営の選挙対策本部スポークスマン、クリス・シュリンプ氏はトランプ、クルーズ両氏とも、7月にオハイオ州クリーブランドで開かれる共和党全国大会前に代議員の過半数を確保できないだろうとの見方を示した。

  シュリンプ氏は電子メールで送付した発表資料で、「撤退が名案だとトランプ氏が考えているのであれば、われわれは全国大会前に同氏自身が撤退するのを期待する」とした上で、「トランプ氏が自ら宣言した基準に従って行動すれば共和党にとって最善だろう。なぜならクリントン前国務長官との本選は歴史的な大差での敗北になるだろうし、共和党は上院で過半数議席を失うからだ」と指摘した。

  トランプ氏は人工中絶をめぐる発言で非難を浴びたほか、共和党のライバルやオバマ大統領から重要な政策問題に関して無知だと批判されていた。

  トランプ氏は4月2日の米紙ワシントン・ポストに掲載された3月31日のインタビューで、米国の失業率は公式統計よりもはるかに高いと指摘した。1日に公表された3月の米雇用統計では、失業率は5%だった。

Donald Trump speaks during a campaign event in Janesv

presidency: the female vote. Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg *** Local Caption *** Donald Trump

原題:Trump Back on Attack Demanding Kasich Exit, Predicting Recession(抜粋)

(3段落目以降にケーシック陣営の発言などを追加して更新します.)
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