【ECB要人発言録】ヘリコプターマネー議論していない-クーレ理事

3月28日から4月3日までの欧州中央銀行 (ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名をクリックしてください)。

<4月1日>
ヤズベツ・スロベニア中銀総裁(クロアチアのロビニで):欧州の問題は不十分な需要だ。ECBの取り組みにもかかわらず、需要問題は根強く残っている。

ハンソン・エストニア中銀総裁(エストニア紙アリパエブとのビデオ・インタビューで):短期的な問題を解決するために貨幣を過度に自由に増刷し始めれば、遅かれ早かれ裏目に出るだろう。

<3月30日>
クーレ理事(ポリティコとのインタビューをECBがウェブサイトで公開):政策委員会は現時点でヘリコプターマネーについて議論していない。域内各国政府が何らかの形でリスクを共有しない限り、それが機能するとは思われないが、リスク共有は実践面でも法律的にも問題がある。

クーレ理事(ポリティコとのインタビューで):マイナス金利から生じ得る悪影響に関して銀行を安心させることができた。銀行はECBが金利をばかげたほどのマイナスにはしないと分かっている。しかし、われわれは一段の行動の可能性を排除はしない。

ビルロワドガロー仏中銀総裁(同国上院の財政委員会で):ユーロ圏のインフレ率は一時的にマイナスなのであって、これは長期にわたるデフレと同じ状況ではない。ECBの行動が域内の成長とインフレ率を押し上げた。インフレ率は今年後半はプラスになるはずだ。

<3月29日>
マクチ・スロバキア中銀総裁(ブラチスラバで):中銀預金金利引き下げはほとんど使い果たした。さらに引き下げても効果は弱くなる。心理的な手段でしかなく、大したインパクトは期待できない。

ヤズベツ・スロベニア中銀総裁(リュブリャナで):ECBが量的緩和を実行していなければ、ユーロ圏経済は主に外的要因によって一段とひどい状況になっているだろう。

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