米国債(1日):下落、雇用統計が米経済の強さを示唆

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1日の米国債は下落。3月の米雇用統計は年内利上げの臆測を支持する内容だった。

  この日は5年債を中心に下落。米労働省が発表した3月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比21万5000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は20万5000人増だった。2年債と30年債の利回り格差(イールドカーブ)は縮小した。

  キャンター・フィッツジェラルドの金利取引責任者、ブライアン・ エドモンズ氏は、「この日の利回り曲線は確かにフラット化している」と述べ、「世界的な相対的価値をベースに期間の長い国債が注目されている。ドイツ国債やその他の債券に比べて米国債はまだ比較的割安だ」と続けた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、5年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上げて1.21%。同年限債価格(表面利率1.25%、償還期限2021年3月)は100 5/32。

  2年債と30年債の利回り格差は1bp低下して1.88ポイント。

  商品先物取引委員会(CFTC)によれば、ヘッジファンドマネジャーなど大口投機家の長期債先物に対する買越幅は3月29日までの1週間に5万9904枚と、2014年5月以来の高水準となった。

  3月の平均時給は前月比0.3%増となった。前月はマイナス0.1%だった。前年同月比では2.3%増。家計調査に基づく3月の失業率は5%と、前月の4.9%から上昇。労働力人口に復帰した人が増えたことが背景にある。 

  クレディ・アグリコルの債券戦略責任者、デービッド・キーブル氏は「雇用統計は米金融政策当局が望む動向に一致している」と述べ、「利上げに少し近づいた。2年債利回りはそれを理解している」と続けた。  

  3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、当局者は年内の利上げ予想を従来の4度から2度に引き下げた。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、金利先物市場が示唆する6月までの利上げ確率は24%。前日は20%だった。

原題:Treasuries Decline as Jobs Data Point to U.S. Economic Strength(抜粋)

(第2段落を書き換え、相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
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