ユーロ圏:3月の製造業上向く、製品価格は下落-ECBに警鐘

ユーロ圏では3月に製造業の活動が上向いた ものの、製品価格は2009年以来の大幅下落となった。インフレ圧力が弱 く企業が値上げをしにくい状況が示された。

マークイット・エコノミクスが1日発表した3月のユーロ圏製造業 購買担当者指数(PMI)改定値は51.6と、2月の51.2から上昇し活動 拡大・縮小の分かれ目である50を上回った。3月は速報値の51.4から上 方修正されたものの、1-3月期ではここ1年で最も低い水準にとどま った。

価格の指標は欧州中央銀行(ECB)にとっての事態の厳しさを浮 き彫りにした。ECBは域内のインフレ押し上げに向け新たな刺激措置 を打ち出しているが、3月のユーロ圏インフレ率はマイナス0.1%と2 カ月連続でゼロを下回った。インフレ率は3年にわたり、ECBが目指 す2%弱の水準に届いていない。

マークイットのエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「製造 業のサプライチェーン内でデフレ圧力が高まっていることに当局者らは 懸念を深めるだろう」とし、「デフレ圧力は『中核国』で特に顕著で、 価格は急落している。活動はドイツで2カ月連続してほぼ停滞したほ か、フランスでは昨年8月以来の縮小となった。両国では雇用も広範な トレンドに反して純減した」と語った。

3月のドイツ製造業PMI改定値は50.7と、速報値の50.4から上方 修正された。フランスの製造業PMIは49.6だった。

原題:Prices Sag in Warning to ECB Even as Manufacturing Picks Up(抜粋)

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