好調な新興市場株、不吉な兆しが見え隠れ-売買低迷や企業業績不振

新興市場の株価は先月、好調だった。だが、この相場上昇が壁にぶつかるという不吉な兆しも見え隠れしている。

  新興市場株は3月に13%上昇したものの、売買は6年ぶりの低水準にとどまり、企業利益も低調だ。新興市場通貨は原油相場に連動しており、商品価格の下落が再開すれば連れ安となるとみられる。

  バークレイズやUBSなどの弱気派は、新興市場における輸出減少や製造業低迷と株高は矛盾すると指摘。また、株価を押し上げた米金融当局のハト派的姿勢と中国経済の安定、原油価格上昇は長続きしない公算が大きいとみている。

  パイオニア・インベストメント・マネジメントで新興市場債運用を手掛けるエルラン・シズディコフ氏(ロンドン在勤)は、「新興市場に関するマクロ環境は、実は1月からあまり変わっていない。新興市場の景気減速は2018年まで続くだろう」と述べている。同社のファンドは過去3年で競合ファンドの98%より良い成績を残した。

原題:‘Trade of a Decade’? It Doesn’t Bode Well for Emerging Markets(抜粋)

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