石油製品需要は今後5年間で平均1.7%減、前年予想から悪化-経産省

  • 20年度の需要予測は1億5776万キロリットル-15年度比8.4%減
  • 油価下落の影響は限定的、ガソリン需要は年平均2.5%減に悪化

経済産業省は、2020年度の石油製品需要は15年度の実績見込みに比べ8.4%減の1億5776万キロリットルとなる見通しを示した。今後5年間の年平均減少率は1.7%。1日午後に開催した総合資源エネルギー調査会の市場動向調査ワーキンググループ会合で報告した。

  経産省は1年前に示した19年度までの需要予測で年平均1.4%減としており、減少率が拡大する見通しとなった。前年予想では増加見通しだったナフサを含め、全油種そろって減少見通しとなったことに加え、基準となる15年度の実績見込みが、前年度比0.1%増の1億7215万キロリットルに増えたことが主因。

  油種別に見ると、人口減や車の燃費向上の影響を受けるガソリン需要は、今後5年間で年平均2.5%減る見通し。油価下落による需要喚起は限定的とし、前年予想の同1.8%減に比べ、一段と落ち込むとみている。中小工場や船舶用ディーゼルエンジンの燃料に使用されるA重油や一般B・C重油は、燃料転換や省エネルギー化でそれぞれ年平均4.1%、同6.7%と大幅減を見込む。

(千キロリットル)15年度
実績見込み
20年度
見通し
15-20年度
年平均増減率
15ー20年度
増減率
ガソリン53,10446,854-2.5%-11.8%
ナフサ45,99945,062-0.4%-2.0%
ジェット燃料5,3885,237-0.6%-2.8%
灯油16,07413,335-3.7%-17.0%
軽油33,47633,259-0.1%-0.6%
A重油11,8069,555-4.1%-19.1%
一般B・C重油6,3034,459-6.7%-29.3%
燃料油計
(電力用C重油除く)
172,149157,761-1.7%-8.4%
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