円高の「巻き戻し」を警戒せよ-流れには逆らうな

円は今年に入ってからこれまでにドルに対し7%近く上昇した。しかしソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、キット・ジャックス氏によれば、4-6月(第2四半期)のテーマの一つは「円高の巻き戻し」だ。

  同氏は円の対ドル上昇の過程で投機家が相当大きな円買い持ちポジションを積み上げてきたことを認識しているが、それよりも日本に関する証券投資の数字に注目し、資金の流れが円高の方向に向いていないと指摘する。外国人による日本の株・債券への投資が純減となる一方で日本の投資家は急ピッチで外債を買い増しているという。

  先週は日本の債券と株の外国人による売り越しが2008年以来で最大となり、日本の投資家による過去4週間の外債買い越しは少なくとも2000年以来で最大だったと同氏は説明。「投機家による円ロングが資本流出を相殺しドルの対円相場を現水準に保っているとすれば、どちらの力が最後に勝つ可能性が高いか私には確信がある」と述べた。

原題:There’s a Big Reason to Watch Out for the ’Unwinding of Yen Strength’(抜粋)

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