春は始まったばかりだが、頭の中は既に夏の投資家-テーマはこれ

まだ春は始まったばかりだというのに、一部の投資家は既に、夏が来れば米国で家族旅行が増えると先回りをしている。

  こうした資産運用者は後々のリターンを期待して、旅行シーズンのピークとなる数カ月前から関連銘柄を仕込んでいる。ダウ・ジョーンズ米国旅行・観光株指数はこの10年、1-3月(第1四半期)にその年の安値を付けた確率が60%に上る。一方で10-12月(第4四半期)には同じ確率でベンチマークに対してピークを付けている。

  同指数はオンライン旅行代理店のプライスライン・グループ、ホテルなどの口コミ情報サイトを運営するトリップアドバイザー、レンタカーのハーツ・グローバル・ホールディングスなどの銘柄で構成されている。航空会社やホテルの株価もこの10年、同様のパターンを描いてきた。

  米ハンティントン・トラストのジョン・オーガスティン最高投資責任者(CIO)は、ガソリン価格下落や雇用の伸びが続いていることなどを挙げ、「米国を旅しよう(トラベル・アメリカ)」という投資テーマが昨年第4四半期から道理にかない始めたと指摘。「今年は夏場の旅行が高水準に膨らむ年になるとみており、その恩恵を受ける可能性のある銘柄を物色し始めた」と説明した。駅や空港が標的となったブリュッセルでのテロも、米国内旅行という投資テーマを追う思いの高まりにつながったと話している。

原題:Spring’s Just Begun and These Investors Have Summer on Brain (1)(抜粋)

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