中国株:上昇、取引終了間際に上げに転じる-当局による買い支え観測

更新日時
  • S&Pが前日に中国の格付け見通しを引き下げた
  • 香港市場では前日に強気相場入りしたH株指数が反落

1日の中国株式相場は上昇。取引終了前の30分間で上げに転じた。中国の製造業を測る政府の指数が予想外に活動の拡大を示したことで経済に対する楽観的な見方が強まったほか、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による中国の格付け見通し引き下げを受け、相場下支えのため政府系資金が投じられたとの観測が広がった。

  上海総合指数は前日比0.2%高の3009.53で終了。一時は1.6%下げる場面もあった。中国国家統計局が1日発表した3月の製造業購買担当者指数(PMI)が50.2に上昇したことを受け、消費関連株やテクノロジーおよびニューエコノミー銘柄が売られ、エネルギー株や資源銘柄が買われた。CSI300指数は0.1%高。

  中信建投(国際)金融の香港在勤トレーダー、イエン・チウ氏は「ナショナル・チーム(国家隊)がまたも株式市場に介入し、上海総合指数を押し上げたとの臆測が出ている」と指摘した。

  上海石油加工(600688 CH)は8.8%高。武漢鋼鉄(600005 CH) が3.8%上げるなど、金属株も高い。中国アルミ(チャルコ、601600 CH)は2.3%値上がり。株価指数で大きなウエートを占めるため当局による買い支えの対象だと長くみられてきた中国工商銀行(601398 CH)とペトロチャイナ(中国石油、601857 CH)は上昇に転じた。

  香港市場では、前日に強気相場入りしたハンセン中国企業株(H株)指数が反落し、前日比1.8%安と、1週間ぶりの大幅な下げで終了。ハンセン指数は1.3%安で引けた。

原題:China Stocks Rebound in Late Trading on State-Buying Speculation(抜粋)

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