レバレッジ比率デリバティブ計算変更も、30行基準上げか-関係者

更新日時

国際金融監督当局は、米国を中心とする一部の銀行の資本要件緩和につながると予想されるレバレッジ比率の新たな計算手法の導入に動いている。

  事情に詳しい関係者2人によると、バーゼル銀行監督委員会は、デリバティブ(金融派生商品)のエクスポージャー計算方法について、ネッティング(相殺)の余地を拡大できる新たな手法に変更する可能性が高い。

  関係者によれば、バーゼル銀行監督委はまた、米銀JPモルガン・チェースドイツ銀行など、国際金融システムにとって重要な金融機関(G-SIBs)30行を対象とするレバレッジ比率の最低基準を引き上げ、米当局が求める要件に近づけることを目指している。関係者の1人によると、最終的な数字は確定していないが、試験的に設定されている3%から4%に上げ、銀行間の相互の結び付きの度合いに応じてスライド制を導入する可能性がある。

  バーゼル銀行監督委の報道官は、コメントを控えている。

  デリバティブの計算基準が緩和されても、レバレッジ比率の要件が引き上げられるため、2つの変更に伴う正味の影響は、欧州の大部分の銀行にとっては中立的だ。一方、連邦準備制度理事会(FRB)をはじめとする規制当局が大手銀行持ち株会社のレバレッジ基準を最低5%に設定する米国では、バーゼル委の基準変更に伴うデリバティブのエクスポージャー減少は、レバレッジ比率の改善や必要資本が少なくて済むことにつながる。

原題:Basel Said to Weigh Change That Could Ease Derivatives Capital(抜粋)

(チャートと最終段落に欧米の銀行への影響を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE