エープリルフールが早くやってきた-偽のファイザー発表、米紙が掲載

  • ワシントン・ポスト紙がいったん掲載し、その後撤回
  • 問題を調査しており法的選択肢を検討-ファイザー

米ヘルスケア業界には、ちょっと早いエープリルフールとなった。

  米製薬会社ファイザーが自社の医薬品値上げを中止する計画を詳述した虚偽のプレスリリースを米紙ワシントン・ポストがいったん掲載し、その後撤回する騒ぎが3月31日にあった。

  この偽のプレスリリースは、ファイザーの実在の広報担当者の名前を使った電子メールアドレスから送付された。ファイザーは「通常の値上げを中止」し、患者が同社製品を入手しやすくなるよう価格を下げるといった内容だ。

  ワシントン・ポストの広報担当者シャニ・ジョージ氏は、「ファイザーが偽物であり同社で送付したものではないと確認したプレスリリースに基づく記事だったため、取り消した」と説明。メディアが虚偽の発表資料を4月1日に受け取るのは珍しくないが、3月31日はそう多くない。

  薬価の高騰で製薬業界はこの数カ月、批判にさらされており、米議会が調査に乗り出すまでになっている。発表文に記されていた電話番号に連絡したが、応答はなかった。

  ファイザーは「この件について調査しており、当事者に対する法的選択肢を検討している」と発表資料でコメント。この資料が本物であることは確認できている。
 
原題:April Fool’s Day Comes Early With Pfizer Press Release Hoax(抜粋)

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