中国:3月製造業PMI、予想外に活動拡大示す-刺激策が奏功か

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  • 製造業PMIは2014年11月以来の高水準に並んだ
  • 3月非製造業PMIも前月から上昇

中国の製造業を測る政府の指数は、3月に活動が拡大に転じたことを示した。当局の財政・金融刺激策が奏功している可能性が裏付けられた。

  中国国家統計局が1日発表した3月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.2に上昇。ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミスト予想中央値の49.4を上回り、2014年11月以来の高水準に並んだ。同指数は50を上回ると活動の拡大を表す。同時に発表された3月の非製造業PMIは53.8と、2月の52.7から上昇した。

  中国指導部は先月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、財政赤字の水準を過去最高まで高め、6.5ー7%の今年の成長率目標を達成するため肥大化した国有産業を再編する方針を表明した。金融当局も成長が失速すればさらなる行動の余地があると示唆している。

  スタンダードチャータードの中国担当チーフエコノミスト、丁爽氏は「年初時点ではハードランディングが懸念されていたが、全人代が終わった今は、成長率が目標下限の6.5%を下回るのを当局は許容しないと見込まれている」と指摘。「金融政策は引き続き緩和的にとどまり、企業景況感の追い風となるだろう」と述べた。

季節要因

  国家統計局は発表資料で、2月の春節(旧正月)連休後の工場稼働再開に伴う季節的変動が製造業PMI改善の一因だと説明。「幾つかの明るい兆候が顕在化しつつある」とした上で、「同時に企業はなお相当な困難を抱えている」と指摘した。

  製造業PMIの項目別指数では 生産や新規受注、新規輸出受注、購買量などが2月から上昇した。

  財新伝媒とマークイット・エコノミクスが同日発表した3月の中国製造業PMIは49.7に上昇し、15年2月以来の高水準となった。統計局のPMIと同じく、50が活動拡大・縮小の分かれ目。

原題:China Factory Gauge Unexpectedly Jumps as Stimulus Kicks In (3)(抜粋)

(国家統計局の説明と財新PMIを追加して更新します.)
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