シリコンバレーは「ユニコーン」企業に警戒必要-米SEC委員長

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米証券取引委員会(SEC)のホワイト委員長は3月31日、シリコンバレーのテクノロジー業界や投資家に対し「ユニコーン」への注意を促した。

  ホワイト委員長はスタンフォード大学ロースクールでの講演で、株式未公開の新興テクノロジー企業で評価額が10億ドル(約1120億円)を超える「ユニコーン」と呼ばれる企業に言及。こうした企業の内部管理と投資家保護が事業成長と同じペースかどうか特に見極めることが必要だろうと指摘した。

  同委員長は非公開企業の投資家保護に関する会合での講演テキストで、「バリュエーションが急激に上昇して評判が高まった企業が、実態以上に価値のあるように見せようとする行動に走らないか懸念される」と述べた。

  こうした疑念は時宜を得ている。この1年、新興企業のバリュエーションは低下が相次いでいる。さらに、広く取引される投資信託の間でこうした企業の評価が一致しておらず、私募調達時のバリュエーションの不正確さや主観的な側面が浮き彫りになっている。

  ホワイト委員長は急成長する新興企業の創業者やアドバイザーに対し、取締役会が起業家や当初の株主以外に拡大しているか、規制面での十分な専門知識を導入しているか、上場企業の経験を備えた外部者が経営に関与しているかなどの点を検討すべきだと指摘。新規株式公開(IPO)を考える企業は内部管理や報告などの体制を強化する必要があると付け加えた。
  

原題:Silicon Valley Needs to Corral Its ‘Unicorns,’ SEC’s White Says(抜粋)

(ホワイト委員長の発言を追加して更新します.)
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