31日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が下落し、2002年以来で最大となる月間ベースの上昇率が縮小した。通貨レアルの上昇を嫌気し、鉄鉱石生産のヴァーレや製紙会社スザーノ・パペル・エ・セルロージなど輸出業者が下げた。

  レアルが月間ベースで13年ぶりの高値水準を更新し、輸出業者の収入の展望に曇りが生じたことを受けて、ボベスパ指数は主要な株式市場の下げを主導した。ブラジルが過去1世紀で最悪のリセッション(景気後退)に見舞われる中で、一段の利下げの余地はないと政策担当者が指摘したことも株価の重しとなった。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、ラファエル・オーマチ氏は「通貨高は商品相場安で既に打撃を受けている輸出業者にとって、極めてマイナスだ」と語った。

  ボベスパ指数は前日比2.3%安の50055.27で取引を終えた。この日の下げに伴い、月間の上昇率は17%に縮小した。ヴァーレとスザーノ・パペルはいずれも2.8%安。商品生産業者はボベスパ指数構成銘柄のウエートの約20%を占める。

  原材料輸出業者に加えて銀行株も下げ、イタウ・ウニバンコ・ホールディングブラデスコ銀行の下落率は共に2.8%を上回った。

原題:Brazil Stocks Trim Biggest Monthly Gain Since 2002 as Vale Sinks(抜粋)

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