リコールでは安全性のみに焦点、タカタへの影響考慮せず-NHTSA

  • 米当局はエアバッグ破損に関する3件の調査の結果について検証中
  • タカタのリコール費用は最大2兆7000億円との試算も

米道路交通安全局(NHTSA)は3月31日、タカタ製エアバッグに関連するリコール(無料の回収・修理)を拡大させるかどうかを判断する際、同社の財務上の存続能力は考慮せず、米国の法律に基づいて安全性のみに照準を定める方針を明らかにした。

  発表資料によると、NHTSAはリコールが実施される中、タカタ製エアバッグ破損に関する3件の調査の結果について検証している。これら調査は破損の根本的な原因を突き止めることを目指したもので、NHTSAによる検証がリコールに関する今後の決定の根拠となり得る。

  NHTSAのブライアン・トーマス報道官は発表資料で、「NHTSAは安全性のみに基づいてリコールの判断を下す。米国の自動車に搭載されているエアバッグが安全であることを確実にするため、適切なあらゆる措置を取る」と述べた。

  ブルームバーグ・ニュースは30日、タカタがリコール費用を最大2兆7000億円と試算していると、事情に詳しい関係者からの情報を引用して伝えていた。この試算はジェフリーズが2月のリポートで想定した1兆9200億円を上回る。タカタは原因について調査中であり、最終的な費用については正確に予測できないとしている。

原題:U.S. Regulators Won’t Consider Takata Impact in Recall Decisions(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE