欧州株:1-3月としては09年以来の大幅下落、銀行が売り浴びる

31日の欧州株式相場は下落。四半期ベースでは過去4四半期で3回目の下げとなり、1-3月期としては金融危機以降で最悪のパフォーマンスを記録した。

  指標のストックス欧州600指数は前日比1.1%安の337.54で取引を終了。月初来上昇率は1.1%に縮まった。14日までの5週間で14%上げたものの、その後は伸び悩み、年初来では7.7%安。1-3月(第1四半期)としては、2009年以来の大幅下落となっている。業種別19指数のうち1指数を除いて全てが下げた。

  バンクハウス・ランプ(デュッセルドルフ)のストラテジスト、ラルフ・ツィマーマン氏は「ひどい四半期が続いた後は相場は反発する傾向にあるが、私はどちらかと言えば慎重派だ」と指摘。「相場は数週間にわたりどっちつかずの状態にある。投資には一段の経済成長や業績改善が必要だが、マクロ経済データもまだ加速していない。現在のような成熟した株式環境では、ボラティリティが高くリターンは低くなりがちだ」と語った。

  ユーロ圏の株価下落に備えたオプションの費用に連動するVストックス指数は今年に入って上昇しており、この日は3.6%上げた。

  1-3月でみると、業種別で最も下げたのは銀行株。低金利が収益に影響を及ぼすとの懸念から売りを浴びた。これを背景に、西欧の主要株価指数の中ではイタリアのFTSE・MIB指数とスイスのSMI指数が特に大きく下げた。英FTSE100指数はわずか1.1%の下げにとどまり、域内で最も小さな下げ幅となった。資源銘柄は反発して9%高と、業種別指数の中で唯一プラスを記録した。

原題:Banks Lead Europe Stocks Lower in Worst Start to Year Since 2009(抜粋)

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