ユーロ、四半期で5年ぶり上昇幅-ECB金融緩和は通貨安導かず

ユーロは1-3月で四半期として5年ぶりの大幅な上昇を遂げた。欧州中央銀行(ECB)が通貨安を導くとされる金融緩和を拡大したが、通説を覆した。

  1-3月の上昇幅は約5%に達し、2011年3月以降で最大となった。昨年下半期に記録した下げ幅のほぼ半分を取り戻した格好だ。

  ユーロの強さは、金融緩和拡大に励む日本にも重なる。日本銀行は今年に入りマイナス金利を導入したにもかかわらず、円はドルに対して7%以上も上昇した。ECBは2014年6月からマイナスの預金金利を続けている。

  ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、アルビン・タン氏(ロンドン在勤)は「ECBの目的がユーロを押し下げることだったとすれば、過去1年にわたりまったく効果がなかったことは明白だ」と発言。これは日銀の経験でもあると指摘し、「ECBがユーロ下落を実現できなかったという失敗は、この意味で他に例がないことではない。為替への影響を狙った中央銀行の政策に、限界があることを教えてくれる」と語った。

原題:Euro Posts Strongest Quarter in 5 Years Defying ECB’s Stimulus(抜粋)

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