アジア・太平洋株式サマリー:中国株は上昇、H株が強気相場入り

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  31日の中国株式相場は上昇。月間ベースで上海総合指数が約1年ぶりの大幅高となった。香港市場では、中国本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数が強気相場入りした。中国の経済と通貨が安定化しつつある兆しが広がった。

  上海総合指数は続伸し、前日比0.1%高の3003.92で終了。月間の上昇率は12%に達した。今月は消費関連株とテクノロジー銘柄の値上がりが目立った。自動車メーカーの重慶長安汽車(000625 CH)は10%上げ、2カ月ぶり高値に上昇。割当増資計画が好感された。CSI300指数も前日比0.1%高。

  李克強首相は先週の博鰲アジアフォーラムで、中国経済が安定化の兆しを示していると指摘。27日に発表された1ー2月の工業利益は4.8%増加し、減少傾向に歯止めがかかった。ブルームバーグが調査したアナリストの予想中央値によると、中国国家統計局が4月1日に発表する3月の製造業購買担当者指数(PMI)は49.4と、前月の49から持ち直したもよう。

  華西証券の魏瑋アナリスト(上海在勤)は、「経済指標と海外の市場環境が落ち着いたため、最近の反発後の市場の地合いは依然として非常に良い」と指摘した。

  香港のH株指数は前日比0.3%高で終了し、2月12日の安値からの上昇率が20%となった。ハンセン指数は前日比0.1%安。月間では8.7%上昇した。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  31日のインド株式相場は小動き。四半期では海外勢によるインド株購入が続き、指標のS&P・BSEセンセックスが年初来の下げ幅を縮めた。

  この日はソフトウエア輸出でインド2位のインフォシスが上場来高値を付けたほか、同最大手のタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は1.2%値上がり。二輪車メーカーのヒーロー・モトコープは約1年3カ月ぶりの高値まで上昇。サン・ファーマシューティカル・インダストリーズは続伸した。

  センセックスは前日比0.1%未満高の25341.86で引けた。デリバティブ(金融派生商品)取引の期日を迎え、終盤にかけて値動きの荒い展開となった。月間ベースでは2012年1月以来の大幅上昇。海外勢はインド株を今月34億ドル買い越したが、これは14年3月以来の規模で、1月と2月の売越額を相殺した。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比1.5%高の5082.79。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.3%安の1995.85。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.1%高の8744.83。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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