ユーロ圏:3月インフレ率はマイナス0.1%-2カ月連続の物価下落

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ユーロ圏では3月に消費者物価が下落し、2カ月連続でインフレ率がマイナスとなった。欧州中央銀行(ECB)はデフレ回避に向けて追加刺激策を4月から実施する。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表したユーロ圏の3月の消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比0.1%低下し、ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値と一致した。2月のインフレ率はマイナス0.2%だった。

  価格変動の大きいエネルギーなどを除いた3月のコアインフレ率は1%と、前月の0.8%を上回った。

  ウニクレディト(ミラノ)のユーロ圏担当チーフエコノミスト、マルコ・バリ氏は「エネルギーがインフレ率に大きな下押し圧力を加えている」とし、「金融政策で全てを解決することはできないが、基本的に当面は唯一の策だ。これが現状で、向こう数カ月にさらなる衝撃があった場合、おそらく同様となるだろう」と述べた。

  ECBは4月1日から月間の資産購入額を800億ユーロとし、これまでの600億ユーロから拡大する。これはドラギ総裁が今月発表した追加利下げなど新たな政策パッケージの一環。ユーロ圏のインフレ率は2013年以来、ECBが目安とする2%弱を下回る水準にとどまっており、原油安による物価下落の影響を打ち消すほどの景気回復を果たせていない。

原題:Euro-Area Prices Drop for Second Month Before ECB Beefs Up QE(抜粋)

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