アップルに対する600億円賠償評決、破棄の可能性高まる-米特許訴訟

米アップルには5億3300万ドル(約600億 円)の賠償義務があると認定した昨年の陪審評決は覆される可能性が高 まった。特許権訴訟でたびたび争ってきた韓国のサムスン電子が今回は アップルの味方となった。

サムスンとアップルは29日、非公開企業スマートフラッシュの特許 でインターネット上のコンテンツにアクセスして料金を支払う方法に関 する請求項(クレーム)は無効だとする米特許商標庁の異議審判部 (PTAB)の判断を勝ち取った。PTABはこの請求項について、 「商取引の場で長く存在する基本的な経済行為」にすぎないと指摘し た。

スマートフラッシュは同社の特許技術がアップルの音楽配信サービ ス「iTunes(アイチューンズ)」に無断で使用されているとして 提訴。テキサス州の連邦地裁の陪審が2015年2月、アップルの支払い義 務を認定する評決を下していた。

この評決の根拠となったスマートフラッシュの他の2件の特許につ いても特許商標庁は審査中。裁判記録のアップル側の発言によると、判 断はそれぞれ4月4日、5月30日までに下される。

アップルはスマートフラッシュに対して両面作戦で臨んでおり、連 邦特別行政高裁に陪審評決を全て破棄するよう求めて控訴している。

コメントを求める取材に対し、アップルとサムスンの担当者のいず れからも今のところ返答はない。

原題:Apple Gets Closer to Knocking Out $533 Million Patent Verdict(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE