中国工商銀と中国銀:15年通期の配当性向引き下げ-利益伸び悩む

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中国国有銀行の中国工商銀行と中国銀行は、2015年通期の配当性向を引き下げた。不良債権が増えた一方、利益が伸び悩んだことが背景にある。

  両行が香港証券取引所に提出した30日の届け出によれば、工商銀の15年純利益は前年比0.5%増の2771億元(約4兆8000億円)、中国銀の純利益は0.7%増えた。資本維持を目指した両行の配当性向は約30%と、14年の33%から低下した。

  工商銀と中国銀は貸倒引当金を少なくとも23%積み増したが、不良債権の引当率は昨年末時点で規制当局が定める最低水準の150%をわずかに上回るレベルにとどまった。工商銀は156%と、14年の207%から低下し、中国銀は153%で前年の188%を下回った。

  不良債権は工商銀では1795億元と、前年から44%拡大。将来的に返済されないリスクが大きい問題債権も含めれば7000億元に膨らみ、融資全体の4%を占めた。中国銀の不良債権は30%増加。

原題:ICBC, Bank of China Cut Dividend Payouts as Profit Growth Stalls(抜粋)

(中国銀行を加え、新規情報を追加して更新します.)
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