アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が反発-香港、インドも上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  30日の中国株式相場は4週間ぶりの大幅上昇。交通銀行と中国石油化工(SINOPEC)の決算が予想を上回る内容となったほか、人民元高や米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が講演で利上げを慎重に進めることは適切だと発言したことを受けて、資本流出をめぐる懸念が和らいだ。

  上海総合指数は前日比2.8%高の3000.65と、3営業日ぶりに反発して終了。終値が3000を超えたのは1週間ぶり。テクノロジー株や資源銘柄を中心に買われた。交通銀(601328 CH)は2.2%高と、10営業日ぶりに上昇。2015年10ー12月(第4四半期)業績が予想外の増益となったことが好感された。人民元は上海市場でドルに対し2週間ぶりの大幅高。CSI300指数は2.6%高で引けた。

  RBCインベストメント・マネジメントの香港在勤トレーダー、クレメント・チョン氏は、「市場はイエレン議長のハト派的発言に反応している」と指摘。「ドルは下落し、金相場やエネルギー株を押し上げた。交通銀が配当性向を維持したことで、銀行株も堅調だ」と述べた。

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が前日比2.9%高と、約1カ月ぶりの大幅な上げで終了。ハンセン指数は2.2%高で引けた。

  SINOPEC(386 HK)が4カ月ぶり高値。15年通期決算で原油安による悪影響を製油事業の利益で補ったことが示された。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  30日のインド株式相場は、指標のS&P・BSEセンセックスがほぼ1カ月ぶりの大幅上昇を遂げ、1月6日以来の高値で引けた。月次のデリバティブ(金融派生商品)期日を控える中、海外からの資金流入が加速したほか、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げへの慎重姿勢を示したことで、買いが優勢となった。

  指数構成銘柄の中でタタ・スチールとICICI銀行の上げが目立った。製薬会社ルピンは前日付けた1月以来の安値から反発。インド2位の二輪車メーカーであるバジャジ・オートは2カ月ぶり大幅高、高級車メーカーのジャガー・ランドローバーを傘下に置くタタ・モーターズは続伸した。

  センセックスは前日比1.8%高の25338.58。イエレン議長発言を受けて、世界株高の様相となっている。センセックスは月間ベースでは2012年1月以来の大幅高となる勢い。今月の海外勢によるインド株売買動向は31億ドルの買い越しで、月間で14年3月以来の大きな規模。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.1%高の5010.27。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.4%高の2002.14。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比1.4%高の8737.04。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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