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バークレイズ証券の中居CEOが退社へ、6月末-会長には児玉氏

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バークレイズの証券業務で日本拠点を統括してきた中居英治(52)最高経営責任者(CEO)が退社することが分かった。バークレイズでは日本株ビジネスからの撤退とそれに伴う約80人の人員削減が1月に明らかになっている。

  ブルームバーグが入手した社内メモによれば、中居CEOの退任は6月30日付。後任についてはまだ決まっていないという。アジア太平洋地域の市場部門責任者を務めているマーク・ディアラブ氏が、3月31日付で日本のカントリーマネジャーに就任する。

  バークレイズは日本で解雇に応じない一部の従業員と割増退職金などをめぐって交渉を続けている。中居CEOは1月21日早朝、東京本社ビル31階のホールに関連する従業員を集め、現物株業務からの撤退を伝え、デリバティブ、プライムサービス、電子取引にフォーカスすると表明していた。

  バークレイズの成松恭多広報担当は社内メモの内容を確認したが、詳細については言及しなかった。

新卒でゴールドマンへ

  中居氏の退任の理由などについては分かっていない。このほか、日本では児玉哲哉副会長が3月31日付で会長に就任する。また、アジア太平洋地域共同CEOを兼務していた中居氏が退任することで、アンドリュー・ジョーンズ氏が単独でCEOとなる。

  中居CEOは東京大学法学部を卒業後、1987年にゴールドマン・サックスに新卒で入社した。日本の債券トレーディング部門の統括責任者を務めた。その後はドイツ証券に移り、執行役員や債券本部長などの役割を担った。バークレイズへの入社は2004年。14年には紺綬褒章を受章している。

  会長に就任した児玉氏はこれまで副会長を務めていた。12年にバークレイズに入社、それ以前はドイツ証券と旧日本興業銀行に勤務していた。東大法学部を卒業後、ハーバード・ロースクールで修士号を取得している。

  バークレイズ証券の15年3月期決算は29億円の赤字。14年3月期は95億円の黒字だった。

英文記事: Barclays’s Japan Chief Nakai to Resign Later in Year, Memos Say

(第6、7、8段落に経歴と決算概況について追加しました.)
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