米追加利上げは11月か-先物市場に後ずれ観測、FRB議長発言で

  • 利上げ確率、11月のFOMCでようやく50%を上回る
  • 米国債利回りの上昇余地は限られるとサムスン資産運用のト氏

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が世界経済動向の影響でリスクが高まっていると29日発言したことを受け、連邦公開市場委員会(FOMC)による年内の利上げ時期をめぐる債券トレーダーの予想がずれ込んでいる。

  金利先物市場の動きは、4月の次回FOMCでの利上げ確率がゼロに低下したことを示す。11月のFOMCで利上げ確率がようやく50%を上回る。年内の利上げ確率も約64%と、つい最近である先週末時点の73%から下がった。

  サムスン資産運用の海外債券投資責任者、ト・ウォンタク氏(ソウル在勤)は、「イエレン議長の発言は私が見込んでいたよりもハト派色が強かった」と説明。「利上げが1回か2回実施される可能性はあるが、3回または4回となると不可能だ。米国債利回りの上昇余地は限られている」とコメントした。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、日本時間30日午後0時41分現在、米10年国債利回りは1.81%とほぼ変わらず。29日は議長発言を受けて7週間ぶりの大幅な低下を記録していた。

原題:Yellen Prompts Traders to Scale Back Fed Rate Bets to November(抜粋)

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