スターボードの米ヤフー取締役交代要求、他の株主への説得困難か

  • スターボードのヤフーへの出資比率は1.7%と比較的低い
  • ヤフーはすでにウェブ事業売却などの選択肢を検討

ヘッジファンドのスターボード・バリューはこれまで、外食チェーン「オリーブ・ガーデン」の親会社の取締役を退陣させ、米メーシーズに不動産重視を要求するなど、物言う株主(アクティビスト)としての本領を発揮してきた。ただ、同社が委任状争奪戦を最近仕掛けた米ヤフーは、これまでよりも手ごわい相手だ。

  スターボードはヤフー取締役全員の交代を要求しているものの、同社のヤフーへの出資比率は1.7%と過去に標的にした企業よりも低く、一部のヤフー株主より影響力は小さい。また、ヤフーの経営陣はスターボードが過去に退陣させた経営陣よりも積極的に要求に対応しているため、ヤフーの経営陣刷新が必要だと説得するのはこれまでより困難になる可能性がある。

  スターボードのジェフリー・スミス最高経営責任者(CEO)は自身の計画に説得力があり、ヤフーのマリッサ・メイヤーCEOら現経営陣では計画を実施できないと株主を納得させなければならない。ヤフーはすでに投資家の一部要求に応じ、アジアのインターネット企業の持ち株のスピンオフや主力のウェブ事業の売却などほぼ全ての選択肢を検討している。

  スターボードはここ1年半にわたりヤフーを批判しており、同社に対する要求を中国アリババ・グループ・ホールディング株のスピンオフから変えてきた。スターボードは先週になって、全取締役交代の要求という物言う投資家として最も大胆な手に打って出た。

原題:Starboard’s Yahoo Push Is Biggest Target -- and Challenge (1)(抜粋)

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