世界トップクラスの加スキーリゾート、通貨安追い風に株価も最高峰

カナダのウィスラー・ブラッコムは最高級のスキーリゾートだ。その運営会社は今や、財務と株価の面でも業界トップクラスとなった。

  北米で最も規模が大きく利用客の多いこのスキーリゾートを運営するウィスラー・ブラッコム・ホールディングは今シーズン、例年より多い降雪量とカナダ・ドル安の恩恵を受けている。加ドル安を受け、地元客よりも多く金を落とす海外からの観光客が増え、同社の株価は上場来高値を付けた。

ウィスラー・ブラッコム

ウィスラー・ブラッコム

  デービッド・ブラウンリー最高経営責任者(CEO)は電話インタビューで、スキーができる地域を25%拡張する意向で、好調維持のために夏季の利用客も増やすと発言。ウィスラー・ブラッコムを訪れるスキーヤーやスノーボーダーは現在の200万人から約280万人になるとの見通しを示した。

  ウィスラー・ブラッコム・ホールディングの株価は先週、一時27.42カナダ・ドルと上場来高値を更新し時価総額は10億カナダ・ドル(約860億円)を超え、世界の上場スキー場運営大手の仲間入りをした。株価は28日までの過去1年間で40%上昇し、米ベイル・リゾーツやスウェーデンのスキースターなどの同業を上回った。

  カナダ・ドルはこの2年間に対米ドルで約16%下落。ユーロと円に対してはこの1年で約10%下げた。ウィスラー・ブラッコム・ホールディングの2015年10-12月(第1四半期)のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は前年同期比68%増の1720万カナダ・ドルと、過去最高益となった。同四半期の利用客は23%増加した。

原題:Whistler, Canada’s Top Ski Hill, Now World’s Best Performing (1)(抜粋)

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