投資初心者の方、ロボがお手伝いします-フィデリティが試験運用へ

  • インデックスファンドとブラックロックのETFを組み合わせて提示
  • 現金で貯蓄を行ってきた若年層をサービスの対象として想定

米2位の投資信託会社フィデリティ・インベストメンツは、小人数の既存顧客グループを対象に資産運用ロボアドバイザー・サービスの試験運用を30日から開始する。

  コンピューターを駆使し、コストの安い金融助言サービスを提供するロボアドバイザー分野は、競争がますます激しくなっており、ボストンに拠点を置くフィデリティも「フィデリティGo(ゴー)」と名付けたサービスを通じて参入する。パイオニアであるベターメントやウェルスフロントの成功を受けて、米投資信託最大手のバンガード・グループと独立系証券会社チャールズ・シュワブも、同種のプログラムを昨年スタートさせた。

  調査会社のエイト・グループによれば、デジタルベースの資産運用助言サービスの市場規模は2017年までに2850億ドル(約32兆円)に達すると予想される。

  バンガードが退職者や退職が近い中高年に安い費用で助言を行うのに対し、フィデリティが考案したサービスは、25-45歳の投資初心者がターゲットだ。

  フィデリティのリテール運用勘定業務の責任者リッチ・コンプソン氏は、「主に現金で貯蓄を行ってきた若年層や未経験の投資家への助言業務には、絶好のチャンスがあるとわれわれは考えている。フィデリティと投資をスタートし、長い時間をかけて共に成長できる素晴らしい手段だ」と説明した。

  フィデリティの社員約250人が既に利用するロボアドバイザー・プログラムの試験運用には、数百人の既存顧客が参加する可能性がある。世帯収入や運用目標など少なくとも6つの質問にオンライン上で回答することで、フィデリティのインデックスファンドと米資産運用会社ブラックロックの上場投資信託(ETF)の望ましい組み合わせが提示される仕組みだ。

  助言と投資を含めた管理費用は年間ベースで1万ドルにつき35-39ドル。最低投資額は5000ドルでシュワブと同水準。バンガードは同5万ドル。

原題:Fidelity Starts Testing Robo-Adviser Service on Existing Clients(抜粋)

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