アジアのヘッジファンド、今年は出だし不調-昨年から一転

  • ハオの中国ファンドはマイナス6.1%-昨年は149%のプラス
  • TALチャイナ・フォーカス・ファンドも1-2月にマイナス8.4%

アジア拠点のヘッジファンドはこれまで市場の混乱をうまく乗り切ってきたが、今年に入ってからの殺りく的な相場展開への対応に苦しんでいる。

  ブルームバーグが入手した資料によると、ハオ・アドバイザーズ・マネジメントの「グレーターチャイナ・フォーカス・ファンド」(運用資産3億2800万ドル=約370億円)は昨年、中国株が下落する中でプラス149%のリターンを記録したが、今年1-2月の運用成績はマイナス6.1%。別の資料によれば、これまで年間で損失を出したことのないトライベスト・アドバイザーズの「TALチャイナ・フォーカス・ファンド」(同6億2200万ドル)も1-2月はマイナス8.4%に落ち込んだ。

  昨年は米国や欧州のヘッジファンドが損失に陥ったなかでアジア勢はプラスのリターンを上げたが、今年は相場の乱高下がそのまま運用資産減少につながっている。原油安や米利上げをめぐる懸念、中国経済の不透明性が足を引っ張っている。調査会社ユーリカヘッジ(シンガポール)によると、アジア勢の1-2月の運用成績は平均でマイナス5.6%と、年初としては最悪だ。

  ユーリカヘッジのアレックス・ミアーンズ最高経営責任者(CEO)は「一貫してうまく運用できるファンドの割合は低いというのがヘッジファンド業界の一般的なトレンドだ。経済情勢はもはやファンダメンタルズ(基礎的諸条件)では決まらない。影響する変数は増えており、かじ取りはますます難しくなっている」とコメントした。

  同社によると、アジアに重点的に投資するファンドの約75%が1-2月に損失を出しており、大中華圏に投資するファンドではその割合は92%に達している。

原題:Fortunes Reverse for Asia Hedge Funds That Won in Past Selloffs(抜粋)

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