ブラジル民主運動党が連立離脱-弾劾投票控えたルセフ大統領に打撃

  • 弾劾の可能性はかなり強まった-ブラジリア大学のフレッチャー氏
  • 通貨レアルは小動き、ブラジル株は上昇

ブラジル最大の政党が連立与党の解消を決めた。議会での弾劾投票を数週間後に控えるルセフ大統領にとって大きな打撃となった。

  大統領の所属する労働党と連立を組むブラジル民主運動党(PMDB)は、29日にブラジリアで開いた会合で連立政権からの離脱を承認した。会合は10分足らずで終わった。PMDBはルセフ政権で6つの閣僚ポストを握っている。

  ブラジリア大学のデービッド・フレッチャー名誉教授(政治学)は、他の連立政党も追随する見込みで、ルセフ大統領に不利な方向に情勢は傾くだろうと指摘。「PMDBの離脱は流れを大きく変える。大統領弾劾の可能性はかなり強まった」と述べた。

  PMDBの連立離脱は予想されていたため、発表後に通貨レアルは小動きとなっている。一方、政治危機が終わりに近づいているとの観測からブラジル株は上昇した。

原題:Rousseff Loses Largest Ally as Brazil Impeachment Vote Nears (2)(抜粋)

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