欧州の大手銀行:現金・即時払いのボーナス割合が増加-総額が縮む中

欧州の大手銀行は2015年分のボーナス支払で現金で即時支給する部分を増やした。一方で、全額を受け取るまでの時間が今までよりも長くなるところもある。

  クレディ・スイス・グループやUBSグループは将来の経費を下げるため、インセンティブ報酬のうち支払いを繰り延べる部分を減らした。一方、ドイツ銀行は全行員を対象に繰り延べ期間を4年とし、今までの3年から延長した。英バークレイズの副会長は繰り延べ期間を最長10年とすることが望ましいとの考えを示した。

  世界の投資銀行は報酬を長期業績に連動させるべきだと考える規制当局と、環境悪化時に備えコストベースの柔軟性を高めるべきだとする株主の双方の要望をかなえようと腐心している。繰り延べ報酬は通常、権利発生時に費用として認められるので将来の固定費が増えることになる。

  アトランティック・エクイティーズのアナリスト、クリス・ウィーラー氏(ロンドン在勤)は「各行がそれぞれの状況に対応しているということだ。損益をコントロールしながら従業員に報い、つなぎ留めることを目指している」と話した。

  欧州銀大手4行のうち、15年業績が10年以来の最良だったUBSはボーナス総額を14%増やした一方、他行は10%以上減らした。  

原題:European Banks Pay Bigger Slice of Bonuses Upfront as Pools Drop(抜粋)

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